放課後デイの個人面談でも、支援級の個人面談でも、すでに「小学校卒業後の進路」についての話題が出るんですよ。
私は「もうちょい先の話しかな?」と気楽に考えていたのですが、支援者側からしたら、もうすでに考えなければいけない時期のようで。
チャッピーの進路について、私はこう考えていました。
中学校→そのまま学区の中学校の支援学級へ
高校→特別支援学校高等部
就職→障害者枠での就職
それに対する支援者の意見をまとめると、
中学校
中学校は制服の着替えが難しい(リボンやネクタイなどもある)し、女の子は生理も始まっている。
中学校の支援学級に進むなら、その辺の身辺自立や持ち物の管理は自分でしっかりできていないといけない。
中学校ではそこまで支援してくれない。
特別支援学校中等部なら、その辺の支援もお願いできる。
就職
一般企業へ障害者枠で就職するには、与えられた仕事を黙々と最後までやり遂げる力が必要。
今のチャッピーに足りないのは、感情をコントロールして素直に相手の指示に従ったり、最後まで丁寧に作業をやり遂げる力。
ということです。
それを聞いた感想としては、まぁ、ぐぅの音も出ないくらい、全くその通りだろうな、という感じですかね。
いえ、ちょっとショックなのは否定しません。
もっと能天気に「なんとかなるさー」くらいの気持ちもあったので。
親に出来ること
とはいえ、まだまだ時間はあります。
中学校進学まであと3年ちょい。
就職まであと9年ちょい。
その間に、子供は成長します。
チャッピーみたいな子も確実に成長します。
私に出来ることは、なるべく自分が笑顔でいること、愛情を持って育てること、しっかり食べさせてしっかり睡眠をとらせること。
あとは家庭で出来る療育とか、勉強とか運動とかを、無理のない範囲で気長に続けていくことくらいですかね。
生きるために必要なこと
そして、放課後デイでも支援級面談でも毎回言われること。
それは、
「将来の自立のためには、勉強よりも、身辺自立や感情コントロールなどの方法をしっかり身につけて行くことを考えて下さい。
お手伝いや様々な生活体験をたくさんさせて下さい」
と。
いえ、勉強しなくていいよ~とは言われていません。
勉強もある程度しないといけないのですが。
チャッピーみたいに軽い知的障害があったり、発達障害による生活の困難さがある子が自立して生きていけるようになるためには、勉強よりも生活能力が大切だと。
実際、今のチャッピーを見ている限り、将来いい大学に行っていい学歴をつけさせようとか、そういう希望は全くわいてきません。
すでに1年くらい勉強が遅れています(授業の進み方うんぬんよりも、チャッピーの理解力の問題なのは明らかです)
とにかく、家事能力、金銭管理、周りの人といい関係を築く力、そういうことをしっかり身につけることが何より大切なんだなぁと。
改めて納得しました。
逆にいえば、そういうものが身についていれば、多少勉強が苦手でも、基本的な読み書き計算が出来ればそれなりに自立して生きていけるということなんですよね。
それは、障害ある無しに関わらず、誰にでも言えることで。
チャッピーの知能指数がもう少し高かったら、少しでもいい学歴を…とか、塾に通わせてもっと勉強を…とか普通に考えたのかも知れませんが、そういうのは望めない、とわかっているので。
これから驚異の伸びを見せる可能性もゼロではないですが、現段階のチャッピーを見ているとその可能性は低い。
とにかく、何か安定した仕事を得て自立して、時に辛いことがあっても、それなりに笑って生きていって欲しい。
そのために私が出来ることは何かな…と、しっかり寄り添っていきたいです。
ご静聴ありがとうございマンモス。


年末ジャンボ宝くじに当たりますように。