私がチャッピーに「台本持っていかなくてもいいの?」と聞くと、
「もう使わないよ」というチャッピー。
「だって先生も持ってこなくていいって言ってるもん」とのこと。
どうやら、各自のパートが頭に入っていれば、練習中は特に台本を使わないようです。(確かにそうだよな)
チャッピーのセリフも短くて少ないので、もう台本を見なくても問題なかったのです。
(とは言え、先生がせっかく印刷して下さった台本を粗末に扱っていたことは許しがたい行為なので、その辺は今後も引き続き指導していきます!!)
そして本番を一週間後に控え、衣装合わせが始まりました。
学校から「何色の長そでと何色のズボンで」というような指定があるので、それに合うものを手持ちの服から見つくろって持たせます(だいたいどこの家にもあるような衣類なので助かります)。
しかしちょっと困ったことが。
チャッピーの役は「ハイソックス」という指定があったのですが、チャッピーは触覚過敏のせいかハイソックスが大の苦手!!
幼稚園の行事でもハイソックスを履く機会が何度かあったのですが、チャッピーはどうしても嫌がって足首までずり下げてしまうので、一人だけルーズソックスみたいになっていました(苦笑)
私もハイソックスとかタートルネックとか大っ嫌いなので、気持ちはわかるんですけどね…
今回もチャッピーや先生とその辺を相談しながら、とりあえず指定の色のハイソックスを持たせることにしました。
最初は途中で飽きてしまい最後まで参加出来ない事の多かった練習も、本番が近付くにつれてしっかり最後まで参加出来ることも増えてきたと先生から報告を頂き、
私の心の中では期待と不安と期待と不安と不安と不安と期待と不安と不安がせめぎ合っていました(3対6で不安の勝ち)。
触覚過敏の子向けの靴下もあるみたいです。
そして学習発表会当日。
長くなる上に身バレを防ぐため詳細は省いて大雑把に書きますが…
チャッピー、めっちゃくちゃ頑張りました!!!!
これまでの幼稚園での発表会や、日ごろの生活態度を知っている人が見たら間違い無く「えっ!?別人!?」とビックリするくらいに、立派に自分の出番を演じきっていたのです!!!
普段は滑舌も悪く発声にも難のあるチャッピーが、はきはきと大きな声で間違えずにセリフを言い、踊りもほぼ完ぺきに踊れていたのです!!
ちょっと微妙に立ち位置がずれていたくらいは全然ご愛嬌です!!全っ然気になりません!!これまでが酷かっただけに!!
案の定一人だけハイソックスをずり下げて初期のルーズソックスみたいに履いてることも全っ然想定内です!!
劇の開始から最後の挨拶、そして退場の最後の最後まで、立派に役になりきって「2年生」の振る舞いが出来ていたチャッピー!!
体育館から退場していくチャッピーの後ろ姿を見送りながら、予想以上の頑張りを見せてくれたチャッピーに最優秀助演女優賞を送りたいと思いました。
この記事だけ読むと
「なんだ、チャッピーちゃんは意外と集団行動に適応出来る子なんじゃないか」
と思われるかも知れませんが、
普段の生活では、
未だに授業の途中で教室を抜け出したり、気の乗らない時は活動を拒否したり、感情のコントロールや気持ちの切り替えが出来ずに友達とトラブルになったり、
自分の持ち物の管理や整理整頓が出来なかったり、勉強がすでに1年くらい遅れていたり、トイレの後シャツをしまうなどの細かい身だしなみが色々と残念だったり、人との距離感がつかめなかったりと、
問題は山積みです。
ただ、大きな行事など
「ここぞという時だけはしっかりやる!!」という気持ちが育ち、
その度に「私もやれば出来るんだ!!」と自信をつけてくれることは、とても嬉しいことです。
学校の先生や仲間たち、放課後デイの支援員さんのサポートなどたくさんの人たちに支えられながら、チャッピーも、そして私たち家族も、なんとか前を向いて進んでいけます。
辛いこと、嫌になることもたくさんありますが、5年後、10年後、20年後のチャッピーの成長を楽しみにしながら、これからも頑張っていこうと思えた日でした。
最後まで読んで下さりありがとうございました。