もうほんといい加減にして欲しいです(怒)
今売れ筋だというこの本。
私、読んでないので中身はわかりません。
レビューを読む限り「この本に救われた!」という発達障害児の保護者さんもいるみたいです。
読んでないのに批判することは出来ません。
実際読んでみたら、なるほど!と思える良書の可能性もあります。
ただ、これだけは言わせて下さい!!
発達障害の原因が「隠れ貧血」だと!?
表紙!!
表紙のキャッチコピー!!
「隠れ貧血」が発達障害の原因だった!
って…もうほんと、この手のデタラメ医学情報を堂々と本屋に並べるの、法律で禁止して頂きたい。
まるで発達障害の原因は貧血が全てみたいな煽り方は、さすがにマズいんじゃないですか??
「○○不足が子供を蝕む」とか…これ以上発達障害児の親を追い詰めてどうするつもりだ。
ただでさえ、偏食や多動で食事させること自体が大変な家族もいるんだよ…
確かに、「隠れ貧血」その他の栄養不良が原因で発達障害の症状が強く出てしまうということは、多少あるとは思います。
睡眠とか栄養状態とか、そういうのが発達障害のある人にはすごく大事なのは同感です。
この本は、そういうことについて書かれているのかな?と想像します。(読んでないので想像ですが)
鵜呑みにする人が出るからやめて!
ただ「隠れ貧血が発達障害の原因」という、
表現!!
言い方!!
あまり知識の無い人が書店でたまたまこの本を見かけたら、
「発達障害の原因って貧血だったんだ!」
「貧血だと発達障害になるんだ!」
「発達障害のあの子はきっと貧血なんだ!」
「貧血を治せば発達障害も治るんだ!」
と安易な勘違いをする人がいるんですよ(T_T)!!
で、そういう人に限って中身は読まずに表紙だけ見て知り合いの発達障害当事者や保護者に
「貧血治せば発達障害も治るみたいだよ!!」
とかいうクソバイスをまき散らしてドヤってたりするんですよ。
もうマジで勘弁して欲しいです(T_T)!!
一般ピープルがSNSやブログで怪しい情報を垂れ流すのとは、影響力が違うんです!!
(ちなみにこのブログも私の個人的な主観や体験談で書いてることが9割なので正確な情報を知りたい場合は他のサイトや本も併せて確認することをオススメします!!
言わずもがなだけど!!)
食事が大切ってのは同意なんだけど
何度も言いますが、この本の中身に関しては、読んでいないので何とも言えません。
「発達障害」の症状が食事で改善…というのは、間違いとは言い切れません。
食事は大切ですよ。
発達障害ある人も無い人も。食事内容は大切。
ただしそれは、
「乱れた食生活で体のコンディションが崩れると発達障害の症状は強く出ますよ。
それよりは、理想的な食生活で体のコンディションが良好な時の方が、発達障害の症状も困り感も軽くなりますよ。
(発達障害自体は治ることはないけどな!)」
という話ですよね。
ただそれも、発達障害があると、感覚過敏やこだわりからくる偏食が激しくて食事内容が偏ってしまう場合もあるので、周囲の働きかけだけでどうにも出来ないこともあります。
出来る範囲で、なるべく食事を改善しましょうってのは、別に間違いないんですよ。
(嫌がるのを無理矢理食べさせるとかは論外だけど!
それだけはやめたほうがいいけど!)
表紙はもはや有害指定図書のレベル
私が文句言いたいのは、表紙の
「発達障害の原因は隠れ貧血」
というトンデモキャッチコピー!!!!
誤解をまき散らすのはやめて下さい!!
「あと、○○不足が子供を蝕む」とかの表現!!
蝕む(むしばむ)って!!
涙出るわ(T_T)!!
お願いだからこれ以上悩んでる保護者を追いつめないで!!
(心中事件とか起きても知らないよ?マジで)
これ、著者さんじゃなくて出版社?編集者?の人が考えたりするのかな?
出版の事情は素人にはわかりませんが、こういうのどうにかならないものでしょうか…(T_T)
「隠れ貧血を治せば発達障害の症状が少しだけ軽くなる!」
だったらまだギリギリ許されるレベルだと思うのですが…
この本に金払うのはイヤなので、そのうち図書館で見つけたらタダ読みしてやろうかなと思います。
基本的に「〇〇をすれば発達障害は治る!」系の話は99.99999999999%怪しいと思っています。
そもそも発達障害は病気じゃないんだから、治りませんよ。
※子供の食事でいちばん大切なのは「笑顔で楽しく食べること」だと私は思っています。
まずそれが最優先で、栄養とかは2番目。
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