少し前から扇風機を出して使っている。

買って7年くらいの、我が家の夏の相棒だ。

しかし、何だか様子がおかしい。

今までと同じ風量で使っていても、いまいち風が弱い気がする。



…故障か?



そんな不安が頭をよぎった。

動揺を押さえながら、原因を調べるべく扇風機を観察した。





すると、意外にもあっさりと原因が判明した。

扇風機の前面にホコリがぎっしり付着して、風の通過を阻んでいたのだ。

おチビのイタズラと怪我防止のためにつけているメッシュの布カバーも、扇風機の羽も、網の部分も、見事なくらいホコリまみれだった。

ははは…なるほど。

こんなに鉄壁の「ホコリバリアー」に覆い尽くされていたら、どんなに扇風機が頑張って回転しても風量が弱く感じるのは当たり前だな…!!



こういうメッシュガードタイプの扇風機なら指が入らないのでカバー無しでも安全。



「…謎は全て解けた…」

そう呟いた私の心には、清々さと同時に、何とも言えない哀しみがこみ上げてきた。

毎年シーズンオフになると、扇風機の羽やカバーも外してきれいに洗ってから納戸に片付けていた。

前年はそんなことも忘れていたのだな…いや、忘れたふりをして、面倒な作業から逃げていただけかも知れない。

たった一度ケアを怠っただけで、扇風機の風量が弱まるくらいの分厚いホコリの壁に覆われてしまうなんて…



こんなホコリの塊みたいな物体から送り出された風には、きっとおぞましい量の「ホコリ」「ダニ」「チリ」「カス」「クズ」「ゴミ」「煩悩」「怠惰」「挫折」「嫉妬」…その他、ありとあらゆるこの世の暗部が混ざり込んでいたに違いない。

それらはたちまち部屋中に拡散され、やがて大切な子供たちの心と身体に深刻な害をもたらすだろう。

それを考えたらゾッとした。

夕飯の準備も後回しにして、すぐさま扇風機を簡単に掃除した。

えげつない量のホコリが出てきた…あぁ、なんておぞましい!!

日頃から「掃除なんてほどほどでいい」と自分に言い聞かせてきたが、ここまでくるとさすがに家族の健康に害を及ぼすレベルだ。

キレイになった扇風機からは、気持ちのいい風がビュンビュン出てきた。

改めて、掃除って大切だな、と思った。


…そして、寝た。




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